
祀られている神様
紹介
法鼓山(ほうこざん)に足を踏み入れると、ここが思い描く香煙たなびく寺廟とはどこか違い、むしろ静謐な山中の学院のように感じられます。新北市金山区の翠緑の山林に抱かれたこの道場は、台湾四大仏教団体の一つで、聖厳法師(せいごんほうし)によって1989年に創建されました。建築はあえて現代的な線と禅の趣を融合させ、随所に法師の唱えた「心の環境保護」の理念が響いています。大殿には釈迦牟尼仏(しゃかむにぶつ)を祀り、園区には禅修センターや仏教学院も設けられています。しばし俗世の喧騒を下ろし、心を静める術を学びたいなら、法鼓山は台湾仏教の近代化を最も象徴する行き先です。
歴史
1989年、聖厳法師は金山に法鼓山を開き、2005年になってようやく落成開山大典を執り行いました。彼は「人の品質を向上させ、人間浄土を建設する」という理念を掲げ、仏教は深山で経を誦むだけでなく、社会に踏み込み、人間を思いやり、人心を浄化すべきだと主張しました。それゆえ法鼓山は、単なる仏教の道場にとどまらず、教育・文化・慈善を結び合わせた総合園区でもあります。こうした路線が、国際仏教界においても重要な地位を占めさせています。