行天宮
北部 行天宮

行天宮

台北市中山区 台北市中山區民權東路二段109號

祀られている神様

紹介

よその廟が香煙に包まれるなか、行天宮(ぎょうてんぐう)の大殿では香りが一切しません。台北市中山区の「恩主公廟(おんしゅこうびょう)」と呼ばれるこの廟は、早くも2014年に全面禁香・金紙焼却禁止を先駆けて実施し、両手を合わせるだけの参拝に改めました。主祀は関聖帝君(かんせいていくん、関公)ですが、そのやり方はあえて逆を行き——功徳箱を設けず、生贄の供物も捧げず、ただ「心が誠であれば霊験がある」と「問心(自らの心に問うこと)」を説きます。廟宇は壮大ですが装飾はほとんど繁複な彫飾が見えないほど素朴で、かえって荘厳さが際立ちます。最も心に残るのは、青空色の長衣をまとった効労生(こうろうせい、ボランティア)たちです。心が乱れ、運気が落ちたと感じたとき、多くの人がわざわざ列に並び、彼らに「収驚(しゅうきょう、お祓い)」をしてもらい、心身の安寧を求めます。

歴史

行天宮の物語は、黄欉(こうそう)という一人の居士から始まります。信者は彼を「玄空師父(げんくうしふ)」と敬称しました。関聖帝君を祀る廟を建てることを発願し、前後三度の造営を経て、現在地の建物は1967年(民国56年)にようやく落成しました。多くの百年古刹に比べれば行天宮は若いのですが、厳格な管理と霊験あらたかさにより、瞬く間に北台湾で最も香火の盛んな廟の一つとなります。玄空師父は当時、全財産を投じて廟を建て、人を善へ導く多くの規律を定めました。なかでも最も影響が深かったのが、2014年に率先して焼香・金紙焼却を全面禁止し、「両手を合わせる」参拝で伝統の香火に取って代わったことで、台湾寺廟の環境保護の潮流を一気に牽引しました。全台に知られる「収驚」のサービスは、今も毎日大勢の信者を引き寄せ、行天宮の最も鮮やかな日常の風景となっています。

行天宮

行天宮

台北市中山区

参拝情報

住所

台北市中山區民權東路二段109號

地域

台北市中山区