
祀られている神様
紹介
正門の高みには、康熙帝が御賜した「全臺首學」の扁額が掲げられています——台南孔廟は台湾で最初の孔廟であり、清代の台湾で最高の教育機関でもありました。この一枚の扁額が、その地位を余すところなく物語っています。台南市中西区に位置し、「左学右廟(左に学舎、右に廟)」の伝統的な配置をとる、宏壮で荘厳な建築です。道教の廟ではありませんが、台湾の民間信仰と文化伝承のなかで極めて重い位置を占めています。毎年9月28日、孔子の誕辰に行われる「釈奠典礼」は、今も古式に則って執り行われ、「八佾舞」の伝統が完全な形で受け継がれています。中華文化や儒家思想に触れたい人にとって、見逃せない一站です。
歴史
明の永暦19年(1665年)、鄭経は諮議参軍・陳永華の建議を容れ、この孔廟を建てました——目的はいたって明快で、新たに開けたこの地に文教を広め、人材を育てることでした。その後、清代の度重なる増築と修繕を経て、今日の規模が定まりました。日本統治時代には一時徴用されましたが、戦後に祭孔の機能が回復しました。現在は国定古跡であり、台湾における儒家文化の中心でもあります。