
祀られている神様
紹介
花蓮港天宮は花東地域で最大の媽祖廟で、地元で「港天媽」と親しみを込めて呼ばれる媽祖(天上聖母)を主祀する、花蓮市の重要な信仰の中心の一つです。敷地は広く、佇まいは堂々として、建築は南派・北派の様式を融け合わせ、装飾も華やかです。とりわけ巨大な牌楼と、広々とした廟埕は、ひと目で強い印象を残します。媽祖の聖誕を迎えるたびに盛大な祝典と巡行が催され、花蓮ならではの温かな人情を一つに束ねます。花蓮で媽祖にお参りするなら、外せない場所です。
歴史
花蓮港天宮の物語は、移民とともに海を渡ってきた一体の媽祖の金身から始まります。清の光緒年間(1890年代頃)、初期の漢人移民が媽祖の分霊を奉じて花蓮港(旧称「奇萊」)にやって来ましたが、当初はささやかな草葺きの小屋で、この最も古い「大媽」を祀るのがやっとでした。日本統治時代に香火が次第に盛んになると、草葺きの社は小さな木造の廟へと建て替えられます。そして民国66年(1977年)、旧廟が手狭になったため、花蓮市街地の現在地で新廟の建設に着工し、長い歳月をかけて今日の雄大な姿を成しました。毎年旧暦3月の媽祖誕辰前後に行われる巡行の祝典は、今では花蓮市で一年のうち最も盛大な宗教行事となっています。